Revolverシリーズ。

本日をもって、6ヶ月連続リリースの『Revolverシリーズ』の録音が全て(いや、ギターは足す可能性有り)終了いたしました。

本日は"06"の歌録り。

いつもながら手作り感満載のシチュエーションでの録音でございます。
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コントロールルームとヴォーカルブースに垣根の無いこの環境、タケルくんが歌を録音している間は黙ってなきゃいけません。
まぁ最も真剣に歌を聴いていますから、おしゃべりなんぞする余裕などありませんけどね。

えぇと…スマホや携帯の方にお断りしておきますね。

今日のブログは写真のオンパレードになりますから、重いです。

話の続き。
実はこのシリーズの録音に突入してから、長年愛用してきた録音用のコンデンサマイクくんがお亡くなりになりました。
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むちゃくちゃいいモノという訳ではありませんでしたが、このマイクの特性になれていましたから、ちょっと残念です。
このマイクで、歌だけではなくいろんな楽器や環境の音を録ってきました。

これに変わって今回から使ったマイクはこれです。
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SEIDEの"ボール"っていうマイクです。

なんと、このボールの部分を取り替えると、
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アコギなどの生楽器の録音もバッチリなのであります。

このマイクを本日の歌の録音の時にはこういう風に立ててみました。
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はい、横向き。

音質も若干変わりましたが、良くなったと思います。今夜からまた怒涛のMIX作業が始まりますので…
今日のブログは今回『Revolverシリーズ』の録音やミックスで使った機材やパソコンのソフトを掻い摘んでご紹介していきますよ!
何が言いたいって、タイトなスケジュールだからと言って一切妥協はしていない!というか、こんだけのもんを駆使してんだぞ的な事も言いたくてですね。
解る人も、解らない人も読んで行くうちに何かが伝わればいいかなと思いまして。
だだ~っと怒涛の写真集だコノヤロー!

録音に使ったマイクは上の写真のもの以外にもありまして。
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SHURE SM57。
ダイナミックマイクの代表選手ですな。ちょっとした生楽器を効果的に使う時にあえてこれを使います。
それからこれ。
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これはサスペンション付きのコンデンサーマイク。高音域のヌケが良いので、アコースティックギターの録音にはこのマイクも使いました。
さて、どんどんいきますよ。
これまでヘッドフォン以外のミックス用のスタジオモニターと言えば
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EVENTの20/20というパワードのスピーカーを使っておりました。これに新たな仲間を追加。色んなシチュエーションでチェックするという意味もありますが、聞きたい帯域がいろいろあって、正直20/20だけでは聞き取れずの部分がありましたし。
大まかな全体のバランスを聞く時に使うのが
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AURATONEというアメリカのスピーカー。上から下までよく聞こえます。

それから、ボトム感をよく聞く為の新たなメインといいますかね…
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TANNOYのスピーカー。
リスニング用のスピーカーですとTANNOYと言えば200万円以上するモノもありますが、まさかオイラがそんな高級なモノを持っている筈もなく、これはマレーシア製の安いスピーカーですが、とても気持ちの良い音が出ます。高音域がシャリシャリせず、ジャズやクラシックを聴くと気持ち良いです。
個人的にはスティーリー・ダンなんかがTANNOYで聞くと良いと思います。

で、これらを作業用机に乗せますとですね…
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かなりの圧迫感ですが、仕方ありません。

さて、録音に使用するミキサーですが、以前紹介したことのある、これも定番中の定番ミキサー。
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YAMAHAの01v。
マイクの入力なども、実は直で使ってます。内蔵のコンプも品の良い感じにかかってくれます。
このミキサーからアンプに行くのですが、行った先のアンプもまたYAMAHAですからね、なんとなく安心感があります。

全体のハードウェアはこれくらいにしまして、今回使ったソフトシンセを写真でツルっとご紹介します。

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16chのマルチティンバーシンセ。ほぼクリック用としてしか使っていませんが、もはやなきゃ困る存在となりました。

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オイラが使っているDAWソフトにおまけで付いていたサンプラー。重いですけど、ストリングスはこいつを何台も使って組み立てていきます。

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これもおまけ。意外に今回のシリーズでの使用頻度は高い。

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SPERIOR DRUMMER。凄まじくリアルなサンプリングです。あ、使い方によりますけどね。これを打ち込んで作ったドラムの音をプロのドラマーが聞いて、判断出来なかったという素晴らしい実績があります。

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数多くのフリーソフトを使いますけど、これもその1つ。パーカッションに使ってます。

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The Grand。ピアノのリアルな音が必要な時に使いました。重いです。

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往年のオルガンの音ですが、リリースとかをいじれるので効果的な使い方ができます。

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BIZUNEというフリーソフト。デジデジしてます。細い。

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FAMISINTH。見たまんまの音です。Revolver 04の『ホームラン』の"あの部分"は当然これです。

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FM7。YAMAHA DX7をモデリングしてあります。透明感のあるPAD系で使ってます。

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Harrion Sonic。最近購入。スタインバーグ社がYAMAHAの傘下になってからのソフトシンセなだけあって、エレピの種類がハンパ無いです。しかもとても良い音。最近のメインシンセ。YAMAHA MOTIFに似てる気がします。

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MOOG。音作りに時間がかかりますが、かなり太くて良い音が出ます。YMOっぽい音はこれで作っています。

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z3ta。エフェクティブな音が豊富。おまけ系ですが、効果的に使える音からいなたくて"誰が使うん?"みたいなのまで沢山入ってます。

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Pentagon。PAD系は前述のFM7と同じく沢山使います。

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Pro 53。これを使い始めたのはかなり昔で、『5人基地』の特徴あるアナログシンセの音はこれで作ってました。今回も大活躍。アナログシンセのソフトは流行り廃りがなくてよいです。

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POIZONE。
KORG系でしょうかね。チープな音を求めるとこれを使ってしまいます。

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Retoronix。低音の太さが良い。

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SAKURA。琴っぽい音がバリエーション豊かに入っています。

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SAWER。saw系のシーケンスフレーズをこれで作っています。Revolver 02の『パルス』ではこれが大活躍してます。

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ELEKTRO。これからリリースする音源で使ってます。シンセベースはこれです。

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Tech Synth。もはやイナタイ感じしますから、それ狙いの時に使いました。

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VINTAGER。Revolver 03『ヘラクレス_Revolver Mix』のシンセベースはこれ。

他にも沢山のシンセやサンプラーを使っています。目立たないけどね。
"あんまり聞こえていない音が曲の匂いを決める"と言えますから、こだわりました。

続いて音の処理、MIXの時に使うエフェクター類を少し。

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VC64。簡単にノイズが消えて、コンプがかかって、EQまで出来ます。かなり使ってます。

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LIMITER。ほどよく効いて、ノイズが少ないです。

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Vacumer Compressor。非常に音圧を感じます。

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コンプ系をもう1つ。これはきっとFair Childだと思います。潰しても潰しても曇らないから不思議です。

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まだあります、コンプ。ちょっとだけTUBE TECHやUrei 1176、1178なんかを思い出します。

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Solid State Logic。これもコンプ。以前書いたように、スネアとかに使います。

もうね、コンプはいくつあっても無駄になんないです。

ここから、アンプシミュレータを一気に紹介します。

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こんだけありますが、全て使ってます。今回、同じ音色は1つもありません。

その他には、
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変なディレイです。左右に順々に広がったり、回ったように聞こえたりします。
Revolver 01の『マスキング』のエンディングはこれを使って"マスキンっ"を左右に広げました。

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これは普通のディレイ。
細かく設定出来るし、音質をアナログっぽくする事も可能です。軽くて便利。

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これはリバーブ。あのレキシコンのリバーブの手元部分を思い出します。

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BOOST 1。音圧が増します。

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細かい設定の出来るイコライザーはとても重宝します。

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L2です。マスターフェーダーに使ってます。万が一のクリップ対策です。が、マスタリングをする時はこれで音圧を足したりしてます。いろいろと使えます。

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アナライザーも、耳からの情報と実際のデータが比べられる素晴らしい便利グッズです。


さて、結局気付けばこのブログを書き始めてから2時間も経ってましたから、今回はこれくらいにしますが。。

スペシャルな音作りにはいろんな工夫を要求されます。オイラもこれらを使ってみんなの耳が、体が、気持ちが明るくなるような音をクリエイトして行きたいと思います。。

ふふふ、ミックスをお楽しみにね!

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読んでくれたみなさん、お疲れ様です。
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by dai-nichan | 2011-08-09 00:47

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