やっと気付いたよ。
膨大な仕事をこなす中で、作本光弘さんの音源も作ったりしてて、
作本さんのかつてのバンド『飛べない飛行船』の音源をじっくり聴いてました。
20数年前の録音聴いて、さすがに音がシンプルだなぁって感じた。
でもね、これで気付いたんだ!
しっかり1本筋が通ってる。
これって当時は今と違って使える楽器が限られてるから、逆に音像が揃ってるんだな。それぞれポップで個性的な楽曲だけど、揃った感がすごくある。
バンドだな、ロックンロールだと思った。
鮫のレコーディングがある。
オイラはたくさんのギターやシンセで、幅広い音作りを狙ってた。たくさんトラックを重ねていかにトリッキーでパワフルなモノを創るかって、いろいろ考えてきた。レコーディングをビジネスとしてた頃、楽曲のニュアンスを忠実に出す為に、マーチンを借り、年代指定してストラトやチャンプを借りて…ありとあらゆる手段を使って来たから、鮫の目指す音も容易に想像出来た。
でもこれは仕事でやってきた事。
ステージではね、途中でフェンダーからギブソンに持ち換えられんわけですよ。
だからギター1本で全てやる、これがバンドのギタリストの正しい姿やないか!
そう気付いた。
今回のレコーディングは出来るだけシンプルに録音しよう。
ある意味初めての挑戦と言えるなぁ。
ロックじゃ!
頑張ろう!!
by dai-nichan | 2008-01-27 01:59